Takako UMEHARA

Takako UMEHARA
I am a singer/songwriter/moutain dulcimer player/paiter. .... illustration by Takako UMEHARA

2012-02-11

diary: 11 February 2012 稲生座ライブありがとうございました


2/9/2012 thu. 楽しく稲生座ライブ終了!
稲生座、ピアノで参加してくださったエミさん、共演の青木ケンさん、観てくださった皆さん、ありがとうございました。

この日はいつもはギター2台で演奏する♪[Shady grove]をdulcimerのほうで弾きました(下の写真)。私がmountain dulcimer を弾き始めた時すぐ練習したmountain musicのかっこいいtune…。いつもと違う装いの演奏になったかな。
民衆の間から伝統的に歌い継がれて来たこの♪[Shady grove]という曲は、スコットランド・アイルランド、そこから海を渡ってアメリカに伝わった歌です。
この曲は様々なミュージシャン達・ロックスターまでもが取り組んで来た曲であり、数え切れないくらいの演奏・録音が残されています。誰々のがいいよね、あの録音もいいよね、一番参考にしてるのは誰々のだ、と話がはずみます。

伝承歌であっても、小さい頃には聴いた事が無い、大人になって伝統音楽に興味を持ち聴き出して初めて知った曲だ、という人が本国の方々でももちろん多いようです。
歌の伝承方法が[家庭の日常の中]ではなく、[TV]や[ラジオ]に多くを委ねてしまってからは、電波を通して広範囲に流れ大衆に支持されるヒットソングが、私たちの知る歌の中心となっています。伝承歌は細く長い形で歌い継がれて来ているような状態なので、残されている素晴らしいレコードから、遥か遠くの国の愛されてきた歌を学べる日本の私は幸せ。(ここ近年は「素晴らしい伝統音楽を見直そう」という20世紀から続くムーブメントの中で、名の知れたミュージシャンたちが新たに伝統歌に取り組んでくれているので、私たちも耳にする機会が増えています)
そういえば日本人でも「ねんねんころりよ」知らない人もいっぱいいますものね。

※余談:口伝承ゆえに、同じメロディでも歌詞が違うということもあります。Fairport conventionの演奏した[Matty Groves]は私たちも演奏する[Shady Grove]と同じメロディで歌詞が違います。ですがDoc Watsonの演奏する[Matty Groves]とFairportのそれはメロディが違います。というように。
(私も、♪ねんねん…、と人前で歌ってみたら、その人の覚えてるのとちょっと違った、ということも確かありました)

いい曲は広く口づさんで未来へ歌い継いで行きたい。

ライブ終了後 The Niity Gritty Dirt Band の 名盤「Uncle Charlie & His Dog Teddy」を流してくださって、心の底からしびれた。やっぱりアルバムってのは音響のいいお店の”大音量”で聴くのが一番だ!
というわけで、今日は朝からThe Niity Gritty Dirt Band +豪華ゲスト陣「Will The Circle Be Unbroken」を聴いています。

稲生座では東日本大震災の被災地に残された動物たちを救う活動をなさっています。報道されない動物たちの現状を伺い知り、涙がにじみました。
保護された猫ちゃんを引き取ってくれる方を探している、というチラシもお店の壁に多数貼ってありますので、関心をもたれた方はぜひ訪れて見てみてください。22時30分頃を過ぎたライブ終了後はバーとしても利用出来ます。

私が初めて稲生座に出演させていただいたのが2007年の2月で、その初めての出演日は、お店のマスター柴田さんが亡くなられた日でした。丸々5年も経ちました。命日がもうすぐです。


そして今日は2/11、東日本大震災から11ヶ月目。もうすぐ14時を過ぎます。
皆さんと一緒に祈ります。

さあ、すがすがしく晴れて来ました。畑の土が、早くも春を映して、濃い色に、むくむく盛り上がってきています。